新年はアーユルヴェーダで 自分リセットのチャンス♡

2021年がスタートしましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
報道では不安を煽るような情報が行き交っていますが、ゆっくり体を休め、また新たな一年に向けて養生された事と思います。

わたし個人の話になりますが。。
思い起こせばあっという間に過ぎ去っていった師走…さあ!お正月はゆっくり過ごそう。
そう思っていた矢先に、、

今まで何ともなかったのに、年末のおやすみに入ったとたん、胃の不快感やもたれ、食欲不振が続き、あれ?ゆっくり過ごしているはずなのに、体調がいつもより良くないなんて、おかしいなぁ。。
としばらく不思議に感じていました。
そんな時、アーユルヴェーダの文献を勉強する機会があり、自分の体質を見直してみたところ、もしかしたら、ドーシャの乱れが原因かも?という気づきにたどり着きました。

【アーユルヴェーダって?】

アーユルヴェーダは古代インドに伝わる
五千年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療で、サンスクリット語で、
"生命科学"という意味を持ちます。
中国でいうところの漢方と似てますが、
食事法(医食同源)や健康法(ヨガ・瞑想)といった、長寿や若さを保つことを目的としたQOL(Quality of Life)を高める予防医学で、
西洋医学に見られる様な、症状別の対症療法とは大きく異なり、個人個人の体質別療法となります。

アーユルヴェーダでは、「ドーシャ」と呼ばれる3つのエネルギー要素「風=ヴァータ」「火=ピッタ」「水=カパ」が私たちの自律神経バランスを担い、心身のバランスを司る源であると考えています。

個人のドーシャバランスは体質診断表により簡単に知ることができますが、
より正確に知るためにはアーユルヴェーダの医師やセラピストよる診断がおすすめです。
簡易的に自分のドーシャバランスを知りたい方は、ネットで"ドーシャバランスチェック"も可能です。

(下記おすすめのサイトです↓)
https://www.ayurvedalife.jp/constitution_diagnosis_of_ayurveda.aspx
参考資料:
アーユルヴェーダライフHPより引用

この3要素が形成するバランスは
一人ひとりが異なる三角形△=凸凹のトライアングルを描く事がほとんどで、綺麗な三角形を描く"トリドーシャ" という体質を持つ人は大変稀だと言われています。

ですが、自分がトリドーシャでなくても、
凸凹な三角形でいいんです!
それが個性や性格、適正を形成し、社会において、それぞれの必要な役割を与えているのだと私は思います。

火・水・風の3つの要素の中で1番優位な、
凸の要素こそが、その人の個性=体質・特徴・性格を形成します。
そしてその優位な凸の性質は、本来であればパフォーマンスを向上する為に働きます。
しかし、忙しい毎日によるストレスや、環境(季節・年齢含む)の変化により、優位なドーシャが過剰となると自律神経のバランスを崩します。すると、心身は交感神経過多による暴走状態を起こし、凸の性質は本来のチカラを発揮出来なくなり、様々な不調が起こります。

現れる症状が見た目は同じでも、
どうしてその症状が出るのか?
症状を緩和するために効果的な食べ物は?
という原因や、対処の仕方は個人個人異なるため、アーユルヴェーダは、
まるでオーダーメイド療法と言えますね。

私の場合はピッタが際立った凸を形成し、
ヴァータとカパはほぼ同じ、ピッタ優位の体質です。体調が良い時は、行動的で消化力も高い、エネルギッシュな体質だそうですが、
環境やストレスなどで火のエネルギーが過剰になると、
頭に血が昇りやすく、のぼせて頭痛が起きたり、疲れているのに動き回って無理をしてしまいます。
そして交感神経が限界を迎えると、
1日の終わりや長期休暇など、リラックスムードに入り副交感神経に切り替わったとたんに。。

「も、もう動けない〜。」
「食欲な〜い。胃が変〜。」
とたんにカウチポテト族に笑

本来の火の性質の過剰反応の末に、
火の性質と真逆の性質が顔をだします。

(交感神経過多からの副交感神経切替における心身の反応についてご興味がある方は是非、前出の"ポリヴェーガル理論"をご一読される事をおすすめします!)

なるほど〜!
しばらく続いていた謎の胃腸の不調は、
師走の慌ただしさからピッタが過剰になった事による、自律神経の乱れだったのか💦

"陽が過ぎると陰に転ずる" は、
アーユルヴェーダにおいても共通の概念でした😳!
太陽の光も浴び過ぎると、
セロトニン過剰を起こし体調不調を引き起こしたり。。

ろうそくの柔らかな火のエネルギーも、
強過ぎると災害を引き起こしたり。。

人情味熱い人こそ、過去に執着しやすかったり、自分や人を許せなかったり。。

どれもピッタの性質ですが、
一見すると対極にある様な印象を受けますが、同じ性質から派生したもの。
"陰陽は表裏一体" 恐るべし、陰陽説‼︎ 

話を少し戻しますが。笑
暴飲暴食をした記憶もないのに、
どうしてかなー?っと気になっていた私は身をもって納得できた、アーユルヴェーダの学びでした。

ピッタが過剰なときの食事療法としては
火のエネルギー=熱を静める食べ物が良いとされ特に生野菜(特に瓜系)中心や甘さの強い果物を多くとることがオススメだそうです。
逆に辛味の強いスパイスはピッタを増やしてしまう為、控えた方がよいとされてます。

それぞれのタイプに合わせた食事療法にプラス、どんなタイプにおいてもドーシャバランスを整える共通の効果が期待できるのが、
ヨガや瞑想🧘‍♀️です。
ヨガは自律神経やホルモンを調整したり、
内臓機能を回復させ、その人本来のエネルギーバランスを回復へと導いてくれるのです。
アーユルヴェーダは体、
ヨガは心を整えるもの。
古くからインドではこの2つは切り離せない関係として継承されてきたのです。

年末年始に入りリラックスしたとたん、
副交感神経が優位になると、
ブレーキの効かなくなった交感神経系の過度な緊張から解き放された体は、私たちに様々な不調のサインを送り、自然治癒力を促し、心身の回復に働きかけようとします。

師走の忙しさから生じた歪みの調整は、
年始の今のうちにアーユルヴェーダの知恵を借りながら、普段の食事を見直したり、
ゆっくりヨガを楽しんだりして癒したいですね♡ 
そして2021年も、自分にとっての
ちょうどいいエネルギーのベストバランスで
サスティナブルな自分を目指していきたいですね!

アーユルヴェーダの奥深さに気づかされ、
2021年はアーユルヴェーダに関しても、
もっと色々勉強してみたいと思った年末年始でした。

Best wishes on your 2021♡

         shanti♾shanti♾shanti

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